利き手だけじゃない!様々な「利き○○」
2019/09/04
「左利き」というと利き手が左であることを指して使う場合が多いです。
左手で箸を持っている人に対して、「利き手が左なんですね」と話しかけることは少ないです。
たいていは「左利きなんですね」と言うでしょう。
一般的には利き手を指してよく使われる「左利き」。
しかし、人間には手以外にも様々な「利き」があるのです。
利き足
正確で素早い動きができる方の足を利き足と言います。
例えば、次のようなことが利き足と言われています。
・両足をそろえた状態で体を前方に傾けたときに、先に踏み出した方の足。
・走り幅跳びで踏み切る方の足
・胡坐を組む際に上にくる方の足
サッカーでは利き足はよく聞きますね。
ボールの操作をより上手にできる方の足を指します。
PKやフリーキックなどでは自分の利き足を使うことで、より正確で威力のあるボールを蹴ることが多いです。
利き目
よく使う方の目を利き目と言います。
「えっ!?目はいつも両目を使っているけど・・・?」と思われた方もいるのではないでしょうか。
実は、私たちは単純に右目で右側、左目で左側にあるものを見ているわけではありません。
左右どちらかの利き目を軸とし、もう片方の目で利き目を補うことで物が立体的に見えているのです。
次のやり方で、利き目は簡単に調べることができます。
1.左右の手の人差し指と親指で輪を作る
2.少し離れたところにある物を、作った輪を通して両目で見る(輪の中心に物がくるようにする)
3.2.の状態のまま、片方の目を瞑って見る
4.物がより輪の中心に見えている方の目が利き目
メガネやコンタクトレンズを作る際に、似たような検査を機械を使ってやりますね。
利き耳
耳も目と同様に左右同じように使っている印象があり、言葉が聞き取りやすい方の耳を利き耳と言います。
次のような動作を行う方の耳が利き耳です。
・電話の受話器をあてる耳
・耳を澄ませるときに手をあてる方の耳
・壁ごしに音を聞き取るときに壁に付ける方の耳
利き耳以外の耳で利いた場合でも、言葉は聞き取れるし内容も理解できます。
でも、利き耳に比べて「遠くで聞こえる」「何かがかぶさったみたい」といった違和感を覚える人が多いようです。
おわりに
このように、利き手以外にも「利き○○」と呼ばれるものはいくつかあるんです。
ちなみに、必ずしも利き手と同じ方が、利き足や利き目、利き耳になるとは限りません。