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歴代記録から見るプロ野球と左利き

      2019/09/04

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左利きが有利になると言われている野球。
多くの選手が右手でボールを投げるため、左手でボールを投げる投手は重宝されますね。

日本のプロ野球(NPB)に所属する投手は、3割前後が左投手です。
左利きは人口の1割しかいないと言われていますから、プロ野球の投手における左利きの割合はかなり多いですよね。
※本記事では左でボールを投げることを左利きとして話を進めます。

そんなプロ野球において、左投手がどんな成績を上げているのかを歴代記録から見ていきましょう。
※記録は2015年終了時点

最多勝利は左の金田正一投手

投手の記録の中でも特に注目されるのが勝利数。
プロ野球でこれまでに最も多く勝利を挙げているのは通算400勝の金田正一投手。
国鉄や巨人で活躍しました。
金田投手は左投左打。

プロ野球の最多勝利記録を持っているのは左投手なんです。

最多セーブは左の岩瀬仁紀投手

分業制が進んだプロ野球において、救援投手の記録して最も注目されるのがセーブ数。
歴代のセーブ数で1位に立っているのは、2015年終了時点で中日ドラゴンズに所属し現役を続けている岩瀬仁紀投手。
2015年までに積み重ねたセーブ数は402。
岩瀬投手は左投左打。

歴代で一番セーブを稼いでいるのは左投手なんです。

最多ホールドは左の山口鉄也投手

分業制が進むプロ野球の中で、中継ぎ投手にはホールドが記録されます。
比較的新しい記録のため、歴代のランキングには現役選手が多く登場します。
そんなホールド記録において、2015年終了時点でトップに立っているのは251ホールドの巨人の山口鉄也投手。
山口投手は左投左打の現役投手。

ホールドの最多記録は左投手なんです。

最多奪三振は左の金田正一投手

本格派投手の特徴でもある奪三振数。
奪三振でプロ野球の歴代記録を持っているのは、最多勝利記録も持つ金田正一投手。
通算の奪三振数は4490。

2位に1000以上の差をつけて、左投手がトップに立っています。

最多投球回数は左の金田正一投手

投手として試合で投げたイニング数である投球回数。
ここでも、歴代トップは金田正一投手で5526.2回。
ちなみに、金田投手は登板数では惜しくも2位(1位は右の米田哲也投手)となっています。

最も多くのイニングを投げているのも左投手なんです。

おわりに

主要な投手の記録の多くは左投手が歴代1位になっています。
紹介したうちの3部門が金田投手のため、1人の偉大な投手によって達成されている面はありますが、プロ野球は左投手が活躍できる舞台であることは間違いないでしょう。

左利きの野球選手はポジションが制限されてしまうデメリットはありますが、左利きの野球少年には夢をもって練習に励んでほしいですね。

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