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あなたの利き耳はどっち?

      2019/09/04

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左利きというと、多くの人は利き手が左であることをまずはイメージします。
でも、利き手以外にも右左のどちらかが優位になっている「利き~」という言葉はあります。

その1つが利き耳です。

利き耳はどっち?

手と違って、日常的にどちらか一方の耳だけをよく使っているという人はほとんどいないと思います。
しかし、耳にも利き耳という言葉があって、左右どちらかの耳が利き耳になっているのです。

利き耳とは、簡単に言えば聞き取りやすい方の耳のことです。

人は次のことを利き耳でよく行います。

受話器をあてる

電話に出るときに受話器をあてる耳が利き耳です。
ただし、ビジネスシーンなどではメモを取るためにあえて左手で受話器を持つこともあります。
あくまで受話器を自然にあてる耳と考えてください。

耳を澄ませる時に手をあてる

微かな音を聞き取ろうとするとき、耳に手をあてますよね。
その時は自然と、自分が無意識によく聞こえると感じている耳に手をあてています。

壁に耳をあてる

壁ごしに音を聞くときは、どちらか片方の耳を壁につけますね。
そのときには、自分がよく聞こえると思っている方の耳を壁に押し当てています。

右左の利き耳で何が変わるの?

利き手の場合は、左利きだと対戦型のスポーツでは相手が不慣れな分有利だったりします。
でも利き耳の場合は、どちらであっても大した違いはないように思いますよね。

利き耳が右と左とで何が変わってくるのでしょうか?

実は、右耳は左脳に、左耳は右脳につながっているんです。
右脳はひらめきや直感、左脳は論理的思考や言語認識の働きがあると言われています。

私たちは相手の言っている言葉を耳で聞き取って理解しているので、言語認識処理をする左脳の働きが重要になります。
利き耳が右の人は言語認識処理をする左脳に情報が直接入るのに対し、利き耳が左の人は右脳を経由してから左脳で情報が処理されます。
わずかな時間差ですが、利き耳が右の人の方が理解が速いのです。
また、左脳は一時記憶ができるので、記憶力を上げるには右耳で聞いた方がよいともいわれています。

このようなことから、利き耳が右の人の方が理解が速く記憶力がよい傾向にあるようです。

それに対し、左耳が利き耳の人は創造力に優れた右脳のはたらきによって、BGMなどによるリラックス効果を利き耳が右の人よりも得られます。

使い分けると効果的?

右耳は左脳に、左耳は右脳と異なる役割の器官につながっているのですから、目的に合わせて聞く耳を変えれば効果的になると考えられます。

例えば、イヤホンなどを使ってどちらか片方の耳から音声を入れる場合を考えてみましょう。
左脳は言語処理や一時記憶のはたらきがありますから、英語のリスニングなどの勉強には右耳にイヤホンを着けて音声を聞いた方が効果的ということになります。
BGMを聞いてリラックスをしたいときには、左耳にイヤホンを着けて音楽を聞いた方がリラックスできることになります。

これらの効果をうまく活用できると良いかもしれませんね。

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