左利きの割合【日本】
2019/09/04
左利きってどれくらいいるの?
皆さんの周りに左利きの人はどれくらいいますか?
ご自身が左利きという人も場合もありますね。
おそらくは、意図的に左利きが集まるような環境でない限り、決して多くはないでしょう。
ご存知のように、多くの日本人の利き手は右手です。
調査によって多少結果の違いはありますが、日本人の約10%前後が左利きといわれています。
言い換えれば、日本人の9割は右利き。
総務省が発表する統計によると、平成27年11月1日現在の概算値で日本の人口は1億2689万人です。
9割が右利きだとすると、右利きはおよそ1億1420万人。
左利きは、およそ1269万人ということになります。
日本の人口で見れば左利きも1千万以上いるので、結構いる印象を受ける人もいるかもしれません。
1クラスに4人程度
学校に置き換えてみたらどうでしょう。
文部科学省の取り決めでは、小学校では基本的に1学級40人以下とされています。
仮に40人学級だとしたら、左利きの子は4人。
1クラスに4人しか左利きがいないと考えると、少ない印象を受けますね。
私が小学生の時は、学級の中で5人で1つのグループになって学級活動を行っていましたが、この場合だと左利きの子が0のグループの当然のようにあるわけです。
もちろん理論上は、30人学級だったら左利きの子は約3人と更に少なくなります。
少ないから印象に残る
冒頭で「皆さんの周りに左利きの人はどれくらいいますか?」と質問しました。
この質問に対して、皆さんはどのように考えましたか?
多くの人は、「あの人とあの人は左利きだ」と具体的に左利きの人を思い浮かべませんでしたか?
「だいたいこれくらいかなぁ」と漠然とした印象で考えた人は少ないと思います。
右利きは人数が多いため、「この人は右利きである」と相手に意識されることは稀です。
覚えていなくても、だいたいは右利きなんですから。
一方で、左利きの人は数が少ないがゆえに意識が向きます。
特に右利きの人は、相手が左利きだと気づくと「左利きなんですね」と確認することもあるでしょう。
まとめ
統計的には日本人の1割が左利き。
左右どちらかの手が利き手となるのなら、確率的には50%でもよさそうなものですけど、そういうわけでもないのが実情ですね。